こんにちは!
適応障害で休職して1年たった「ネコヤナギ」です(・_・;)
「仕事がツラくて休職したい……。実際に休職した人はどんなふうに休職したんだろう?」
「休職してしまった…。休職して本当によかったんだろうか……。他の休職者の体験談を読めば、励みになるかな?」
仕事がツラくて休職したいと考えていたり、実際に適応障害で休職したりすると、ネットで「適応障害 休職 ブログ」などのキーワードで検索したくなりませんか?
医師などの専門家による記事ではなくて、実際に休職している人の体験談が気になるんですよね。
私も同じようにネットで検索し、休職している方のブログを読み、励まされたり共感したりしていました。
この記事では、仕事がツラくて休職するか迷っている方や実際に休職中の方に向けて、その方々の励みになりたいという思いで、私が適応障害になり休職するまでの体験談と休職して1年たった今、伝えたいことをご紹介します。
- 仕事がツラくて休職するか迷っている方
- 休職中で、他の休職者の体験談を知りたい方
- 休職中で、不安や孤独感、自己嫌悪など落ち込みを感じている方
私が適応障害で休職するまでの流れと、休職して1年たった今、伝えたいことは次のとおりです。
- 休職して本当によかった。家族と笑顔で過ごせることが何より幸せ
- 自分のことを守れるのは自分だけ
- 本当に大切なものを考えて、自分の気持ちに素直に生きてほしい
この記事を読んだことで、仕事がツラくて休職するか迷っている方が「自分も休職していいんだ」と励みに感じたり、実際に休職中の方が「他の休職者もこんなにツラかったんだな」と共感を感じたり、何かしらプラスの感情を受け取っていただければうれしいです。
ぜひ最後まで読んでいただければ幸いです。
・年齢:198X年生まれ
・在住:関西
・家族:妻と子供2人
・仕事:事務職【現在、適応障害で会社を休職中】
・性格:まじめコツコツ型、こだわり強い、HSP度【中】
「まじめこつこつ型」の人の役に立ちたくて、ブログを書いています!
なぜ私が適応障害になったのか
私は、2023年9月からこれまでの間、適応障害で休職中です。
休職して、満1年たちました。
今後どうするのかは……未定です。
適応障害(てきおうしょうがい)
日常生活の中で起こった出来事や環境に対してうまく対処できず、心身に様々な症状が現れて社会生活に支障をきたす状態をいいます。
ストレスの原因が明確であることが定義上重要となります。
症状はゆううつな気分、不安感、頭痛、不眠など、人によって様々ですが、仕事や学業などを続けたり、対人関係や社会生活を続けることに問題のある状態となります。
これらは一般的には正常な人にも現れる症状ですが、適応障害の場合はそれを超えた過敏な状態となります。
e-ヘルスネット 厚生労働省
私が適応障害になった理由は、次のとおりです。
業務内容に適正がなかった
私は人事異動により、高度な専門知識が必要な部署へと異動になりました。
「知識を身に付けないとやばい!」と焦る気持ちで、休日や通勤時間を使い、必死に勉強しましたが、なかなか付け焼き刃では通用しませんでした。
例えると、弁護士として法律知識0で働くような状態。
「この業務は自分に向いていない…。」と心から痛感していました。
業務について相談できる人がいなかった
業務の担当係は、係長1名・係員3名(私を含む)の4名体制。
問題は、私を含めて係員3名全員が新たに異動してきた新任ということでした。
業務について相談できる先輩社員がおらず、係員3名全員が手探りでパニックになりながら働く状況です。
業務マニュアルもあってないようなもので、まったく役に立ちませんでした。
係長がパワハラ上司だった
係員3名全員が新任のため、係の中で業務に詳しい人間は係長だけです。
分からないことがあれば、係長に相談するしかありません。
しかし、係長に相談すると、
なんでオレにそんなこと聞くんや!自分で考えろ!
と厳しい口調で突き返され、まともに相談に応じてくれません。
仮に、係長が忙しくて係員の相談に応じる余裕がないのであれば、私は「忙しくて不機嫌なのかな?」と、相談したタイミングが悪かったことを反省するでしょう。
しかし、係長はネットニュースを見ながら、いつも暇そうに頬づえをついているのです!
係員は、業務について相談できる先輩社員がいないため、どうしてもミスが出てしまいます。
係長の務めは、係員がミスしないように、もしくはミスしたときにフォローすることではないでしょうか。
しかし、係長はミスした係員に対して、
どうするんや!?オレは知らんぞ!!
と、まったくフォローせずに厳しく責め立てるだけなのです!
このような係の状況に耐えかねて、私はパワハラ係長に勇気を出して訴えました。
係員は、業務について手探りでパニック状態です。係長にフォローいただけませんか?
オレに頼るな!もっと自分で考えて仕事せなあかんぞ!
それより、あれ(業務)はどうなってるんや!?早くしろ!
と取り合ってくれず、逆にプレッシャーをかけられただけでした……。
私はこのような理不尽な扱いを受けて、パワハラ係長に対して、不信感や萎縮してしまう感情が芽生えました。
業務量が多すぎてパンクした
連日深夜まで残業して、何とかこなせる業務量でした。
しかし、私には深夜まで残業できない家庭事情がありました。
我が家は、夫婦共働き+子供がまだ幼くて育児に手がかかります。
以前の部署で、私の深夜残業が長期間続いたことで、妻にワンオペ育児の負担がのしかかり、妻の体調が崩れてしまったことがありました。
私は「もう二度と妻に負担をかけさせたくない」という思いがあり、連日の深夜残業はどうしても避けたかったのです。
そこで私はまず、夜の残業ではなく早朝5時台の始発電車で出勤し業務をこなすことにしました。
しかし、業務の終わりはまったく見えず……、仕方なく、休日に家へ仕事を持ち帰ることになります。
心と身体を休める時間がなくなり、家族と過ごす時間も奪われることで、仕事をどんどん嫌いになりました。
子供と遊ぶこともできず、「父親の役目を果たせていない」と自己嫌悪に陥りました。
このような状況で、新しい部署に異動してきてから2か月ほど経ち、心身の不調が発症してきたのです。
当時の日記を読み返すと、殴り書きで「…会社のイヌはごめんだ。心も身体もしんどい。教えてもらえない。やる気でない。休めない。助けてほしい…」などとつづっており、本当にツラくて仕方なかったことが思い出されます。
発症した心身の不調
身体面
- 疲れが取れない
- 頭痛
- めまい
- 心臓・胸の痛み
- 胃痛(胃薬を3種類飲んでも治まらない)
- 下痢、血便
- 不眠、早朝覚醒
- 食欲減退
感情面
- 落ち込み。無気力。興味関心がなくなる。楽しさを感じなくなる。
- 生きている意味がわからない。消えてなくなりたい。地獄にいるようにツラい。「自分は死んでいるのと変わらない」と考えるようになる。
- 会社から逃げたい。休みたい。自信がない。不安。怖い。しんどい。泣きたい。
行動面
- 目が死んで、ため息ばかりを吐くようになる。
- 悪夢ばかりを見るようになる。
- 会社の入口に入る直前、近くのベンチに座り、5分間ほど放心しないと会社に入ることができなくなる。
- 仕事が手につかなくなる。1時間ほどPCの画面をただ見つめたり、机を叩いて叫んだりする。
- 人と会話する気力がなくなり、人を避けるようになる。
- 家に帰っても、無表情で暗い顔をするようになる。
- 子供から話しかけられても無視するようになる。
- 子供が騒いでいると「うるさい!」と怒鳴り、子供に八つ当たりする。
死んだように生きるくらいなら、休職しよう
私は心身の不調が発症し始めた以降、パワハラ係長に「メンタルが不調です」と計4回訴えました。
休職直前には、パワハラ係長のさらに上の上司にも相談しています。
しかし、状況は何も変わりませんでした。
私は心身の不調が限界を迎えようとしていても、根っからの責任感の強さから、心療内科で抗うつ薬をもらって、抗うつ薬を飲みながら休まずに仕事を続けようと考えていました。
そのことを妻に相談しました。
メンタルがもう限界だから、心療内科で抗うつ薬をもらってくるよ…。抗うつ薬さえ飲めば、仕事を続けれるはずだから…。
抗うつ薬を飲みながら、仕事を続けるなんておかしい!会社を休むべき!あなたの考えてることは「プロ野球選手が骨折してるのに、痛み止めを飲んで試合に出続ける」のと同じ!そんなのおかしいってわかるでしょ!?
う~ん、でももう少し踏ん張りたいよ……。
仕事を続けるか休むか、あなたが最終的に決めることだけど、あなたには「家族を守る」という役目がある。それを分かってね。
その日、私は妻に説得されても、自分が休職することを認めることができませんでした。
なぜなら、私は仕事に対する「プライド」が高かったのです。
俺は出世したいんだ。会社から評価されている優秀な人間なんだ……。
パワハラなんかに負けたくない……。
仕事がツラくても、乗り越えたいんだ……。
私は自分自身を、「仕事ができる優秀な人間」と思い込んでいました。
実際、会社からも高く評価されていました。
だからこそ、
「負けたくない。乗り越えたい。これで負けてしまうと、人生が、仕事が、ただの運ゲーのクソゲーになってしまう。『壁というのは、できる人にしかやってこない。by イチロー』なんでしょ!?」
という思いで、ずっと踏ん張っていたのです。
しかしその翌朝、私の心に妻の言葉が浸透してきたのか、何とかギリギリ踏ん張ってきた、ちぎれそうだった「仕事を続けよう」という心の糸がブチンと切れたのです。
もう限界だ。休もう。十分頑張った。これ以上無理しなくていい。上司に何度相談しても状況は変わらなかったし、もう休んだって仕方ないさ。
仕事のせいで死んだように生きるくらいなら、休職しよう。
と、吹っ切れて自分が休職することを認めることができました。
午後に有休をとって心療内科を受診し「適応障害」の診断書を貰い、休職に至りました。
伝えたいこと:休職して本当によかった
自分にとって本当に大切なものは?
私は、休職して本当によかったです。
もしあのまま働き続けていたら、適応障害どころではなかったかもしれません……。
実際、私が休み始めた時期に、私の元上司がうつ病で自ら命を絶ちました。
その元上司は優しく部下想いで尊敬できる方でした。
その元上司は私にこう言ったのです。
「仕事よりも家族を一番に考えたらいい。仕事はあくまでも家族を支える手段だから。」
その元上司には奥さんも幼い子供もいます。
「家族を一番に」という考えの方が、家族を残して自ら命を絶った……どれほどのツラさがあったのか……。
私は、大きな悲しみを抱くとともに、社員をそこまで追い込んだ会社への憤りを感じています。
休職すると、会社に迷惑をかけるでしょう。
復職した際には、同僚から白い目で見られるかもしれません。
しかし、会社から逃げ出したいほどツラい気持ちを押し殺してまで、働くべきでしょうか?
自分のことを守れるのは自分だけです。
会社は守ってくれません。
人が死ぬ前に後悔することトップ1位は「自分の人生を生きなかったこと」、2位は「働きすぎたこと」だそうです。
私は、死ぬ前に後悔したくありません。
私にとって本当に大切なものは、仕事ではなく自分自身や家族です。
人が死ぬ前に後悔することTOP5
1.自分の人生を生きなかったこと
他人の期待や社会のプレッシャーに流されて、本当にやりたかったことを諦めてしまったという後悔は、人生の終わりによく見られるよ。自分の心の声を無視して、他人の価値観に合わせようとすると、本当の自分を生きる機会を逃してしまう。自分自身が、何を求め、何を達成したいのかと向き合うことを大切にしようね。
2.働きすぎたこと
人生は仕事だけじゃない。人生を振り返ったときに、多くの人が仕事に費やした時間が多すぎたと感じるんだ。家族や友人と過ごす時間、趣味や自己啓発のための時間も大切にしようね。時間は取り戻すことができないから。
死ぬ前に後悔することTOP5
私は、今の会社での出世はもう難しいでしょう。
しかし、出世なんてどうでもいいです。
出世よりも、心身の健康や、家族と笑顔で過ごせる時間のほうが大切です。
休職する前、私は泣きながら会社に行き、家族の前でも無表情で暗い顔をし、死んだように生きていました。
もう二度と、そんな人生に戻りたくありません。
家族と笑顔で過ごせることが何より幸せです。
休職しようか悩まれている方へ
仕事に行きたくない、逃げたい、ツラいという気持ち、本当によく分かります。
- 会社の上司や同僚には相談しましたか?
もしかしたら、しっくりくる解決策を提案してくれるかもしれません。
- 家族には相談しましたか?
もしかしたら、心が軽くなるかもしれません。
今の自分にできることを無理せずにやってみて、それでもツラい状況が変わらないなら、仕事から逃げるが勝ちです!
もう会社を休んでいいんです。もう無理しなくていいんです。もう十分に限界まで頑張ったんですよ。
心療内科に行って、診断書をもらいましょう。
自分にとって本当に大切なものを考えて、自分の気持ちに素直に生きてほしいです。
休職中の方へ
お互いに、本当にツラかったですよね。
もう十分に頑張りましたよね。
毎日をゆっくりとマイペースに過ごしていけたらいいですね。
お互いに「休職してよかった。自分の人生には必要なことだった」と心から思えますように。
私は誰が何と言おうと、あなたの味方ですし、心から応援しています。
まとめ:本当に大切なものを考えて、自分の気持ちに素直に
この記事では、仕事がツラくて休職するか迷っている方や実際に休職中の方に向けて、その方々の励みになりたいという思いで、私が適応障害になり休職するまでの体験談と休職して1年たった今、伝えたいことをご紹介しました。
- 休職して本当によかった。家族と笑顔で過ごせることが何より幸せ
- 自分のことを守れるのは自分だけ
- 本当に大切なものを考えて、自分の気持ちに素直に生きてほしい
この記事を読んだことで、仕事がツラくて休職するか迷っている方が「自分も休職していいんだ」と励みに感じたり、実際に休職中の方が「他の休職者もこんなにツラかったんだな」と共感を感じたり、何かしらプラスの感情を受け取っていただければうれしいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
ちなみに、私は休職してから「断捨離」に没頭することで、抑うつ状態が改善しました。
別の記事に『適応障害で休職中に「断捨離」をオススメする5つの理由』としてまとめていますので、もしよければ読んでみてくださいね。
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