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ネコヤナギ
・年齢:198X年生まれ
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・仕事:現在、適応障害で会社を休職中
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【注意喚起】肝臓が悲鳴をあげる!?サプリで「うつ消し」は慎重に!

【注意喚起】肝臓が悲鳴をあげる!?サプリで「うつ消し」は慎重に!

メンタル不調を何とかしようと勉強熱心で真面目なあなたにお伝えしたい。

「うつ消しごはん」「メガビタミン健康法」などを鵜呑みにして、大量のサプリメントを摂取しようとしていませんか?

そんな方に一つ注意喚起させてください。

サプリメントで本当に「うつ消し」できるのでしょうか?

肝臓への負担は考えましたか?

サプリメントの摂取しすぎで、肝臓が悲鳴をあげるかもしれないですよ!

私自身、「うつ消し」のために摂取していたサプリメントで、逆に肝機能が悪化して不健康になってしまいました。

肝臓は「沈黙の臓器」と呼ばれ、明らかな症状が出るころにはすでに病気が進行しているといわれます。

この記事では「肝臓が悲鳴をあげる!?サプリで『うつ消し』は慎重に!」と注意喚起するために、私の経験談をご紹介します。

この記事は、次のような方に向けて書いています

  • サプリメント大好きな方
  • 「サプリメントを摂取すれば健康になれる」と信じ込んでいる方
  • 「栄養療法」でメンタルを改善したいと考えている方

私の場合、サプリメントを活用した栄養療法では「うつ消し」できず、結局、会社を休職することになりました。

むしろ逆に、次のとおり肝機能が悪化しました。

肝機能の血液検査結果

検査項目測定値基準範囲高値で疑われる病気
サプリ摂取時サプリ禁止3か月後
AST7115基準範囲内に改善13~30急性肝炎、慢性肝炎、
脂肪肝、肝がんなど
ALT7315基準範囲内に改善10~42
※AST・ALT:肝臓の細胞で作られる酵素で、肝臓の機能を調べるための血液検査項目

血液検査結果の測定値(現物)

この記事を読むことで、サプリメントを活用した「うつ消し」を盲目的に信じ込む危険性や、サプリメント摂取による肝機能悪化の可能性を知っていただき、「サプリメントを摂取すべきかは慎重に考えよう」と思っていただければ、うれしいです。

ぜひ最後まで読んでいただければ幸いです!

目次

メンタル不調を何とかしたい!「栄養療法」を知る

現在、私は「適応障害」を発症して、会社を休職中です。

休職前は「メンタルがしんどい……。会社に行きたくない……」と心の不調を抱えながら、無理して出勤していました。

休職までの経緯は次の記事にまとめていますので、ぜひ読んでください!

メンタル不調を改善しようと、いろいろと情報を集める中で「これだ!」と思ったものが「栄養療法」でした。

「栄養療法」とは、食事やサプリメントの摂取により栄養状態を改善し、心を安定させるという療法です。

サプリメントを活用した「栄養療法」を実践

心を安定させるための「栄養療法」とは

「栄養療法」について、私は次の3冊の本で勉強しました。

3冊の内容をおおざっぱに要約すると次のとおりです。

「栄養療法」関連本の要約

  • 心を安定させるためには、抗うつ薬だけに頼らず、心を安定させる栄養素を食事から十分に摂取ること
  • 心を安定させる栄養素とは、人間のエネルギー代謝(脳のエネルギーを増やす)に必要なタンパク質・ビタミン・ミネラルのこと(次の▼参照)
  • これらの栄養素は、食事だけでは絶対量が不足するので、市販の「サプリメント」を活用すること
  • ビタミン・ミネラルは、糖質を代謝するために消費されてしまうので、糖質の摂取を減らすこと
心の安定に必要な「栄養素」
※藤川徳美氏・姫野友美氏の本を参考に作成
スクロールできます
栄養素必要な理由主な食べ物
タンパク質タンパク質脳のエネルギー(神経伝達物質)

大豆
乳製品
ビタミンビタミンB群ビタミンB1糖質をエネルギーに変換し元気UP↑
興味・関心UP↑
豚ヒレ肉、豚モモ肉
うなぎ
大豆、ピーナッツ
にんにく
玄米
ビタミンB2脂質の代謝UP↑魚、うなぎ

納豆
乳製品
ビタミンB6タンパク質の代謝UP↑
心の安定UP↑
牛レバー
まぐろ、さば、かつお、さけ、さんま
にんにく
バナナ
ナイアシン
(ビタミンB3)
糖質・脂質・タンパク質の代謝UP↑
心の安定UP↑
トリプトファンから合成
牛レバー、豚レバー
まぐろ、さば、かつお、たらこ
ピーナッツ
玄米
ビタミンC鉄の吸収UP↑いちご、キウイフルーツ、レモン
ブロッコリー
ビタミンEビタミンB群・ビタミンCの効果UP↑アーモンド
ツナ
オリーブオイル
ミネラル脳のエネルギー代謝UP↑
赤血球を生成し、全身に酸素運搬
血流UP↑
心の安定UP↑
牛肉、豚肉、鶏肉、砂肝、レバー
かつお、あさり、煮干し、ひじき
大豆食品
小松菜、ほうれん草
マグネシウム脳のエネルギー代謝UP↑
抗ストレスUP↑
心の安定UP↑
牡蠣、海藻、ひじき
豆腐、納豆
アーモンド、くるみ、ゴマ、そば
芋、しいたけ、ほうれん草、とうもろこし
バナナ、いちじく
抹茶、ココア

普段の食事での栄養摂取量を推計

まずは現状分析として、自分自身の「普段の食事での栄養摂取量」を推計し、「日本人の食事摂取基準(2020年版)年齢区分30~49歳(厚生労働省)」と比較し、普段の食事での栄養摂取量の過不足を確認しました。

その結果、次の▼のとおり、心の安定に必要な栄養素【ビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシン、マグネシウム】が厚労省の基準値以下で、普段の食事から十分に摂取できていないことが分かりました。

普段の食事での栄養摂取量(推計)
スクロールできます
栄養素単位普段の食事での
栄養摂取量
接種基準
(厚労省)
タンパク質g82.065
脂質g71.1
炭水化物g138.9
ビタミンAmcg(μg)778.9900
ビタミンD3mcg(μg)6.18.5
ビタミンEmg14.46
ビタミンKmcg(μg)645.1150
ビタミンB1mg0.91.4
ビタミンB2mg1.11.6
ビタミンB6mg7.51.4
ビタミンB12mcg(μg)15.52.4
ナイアシンmg1.815
葉酸mcg(μg)498.4240
パントテン酸mg5.55
ビオチンmcg(μg)36.350
ビタミンCmg428.2100
カリウムmg2888.92500
カルシウムmg570.9750
マグネシウムmg308.4370
リンmg941.21000
mg15.27.5
亜鉛mg8.511
mg1.50.9
マンガンmg2.54
ヨウ素mcg(μg)140.1130
セレンmcg(μg)41.330
クロムmcg(μg)18.510
モリブデンmcg(μg)225.530

不足する栄養はサプリメントを活用

サプリメント

この【ビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシン、マグネシウム】は、食事に含まれる含有量が少なく、食事からのみでは十分な摂取が難しい栄養素です。

そこでこの機会に「サプリメントを活用しよう!」と、本でオススメされていた「うつ消し」のためのサプリメント「ビタミンB群・C・E、鉄、ナイアシン」を摂取することにしました。

摂取したサプリメント

商品名摂取量/日備考
ライフエクステンション:ツーパーデイ(マルチビタミン&ミネラル)1粒マルチビタミン&ミネラルのため、ビタミンB群・C・E、マグネシウムが含まれる
ナウフーズ:ナイアシン 500mg2粒
ナウフーズ: 36mg1粒

サプリメント活用での栄養摂取量を推計

サプリメントを摂取した場合の栄養摂取量の推計は、次の▼のとおりです。

心の安定に必要な栄養素【ビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシン、マグネシウム】の摂取基準を満たすことができ、カルシウムとマンガンを除く、その他すべての栄養素の摂取基準を満たすことができました。

普段の食事+サプリでの栄養摂取量(推計)
スクロールできます
栄養素単位普段の食事での
栄養摂取量
サプリでの
栄養摂取量
普段の食事
+サプリ
接種基準
(厚労省)
タンパク質g82.025.4107.465
脂質g71.11.872.9
炭水化物g138.94.1143.0
ビタミンAmcg(μg)778.9750.01528.9900
ビタミンD3mcg(μg)6.125.031.18.5
ビタミンEmg14.433.547.96
ビタミンKmcg(μg)645.10.0645.1150
ビタミンB1mg0.938.239.21.4
ビタミンB2mg1.125.226.31.6
ビタミンB6mg7.537.745.11.4
ビタミンB12mcg(μg)15.50.015.52.4
ナイアシンmg1.81028.11029.915
葉酸mcg(μg)498.4432.0930.4240
パントテン酸mg5.50.35.95
ビオチンmcg(μg)36.3159.3195.650
ビタミンCmg428.2235.0663.2100
カリウムmg2888.9124.03012.92500
カルシウムmg570.923.0593.9750
マグネシウムmg308.468.0376.4370
リンmg941.2131.01072.21000
mg15.236.451.67.5
亜鉛mg8.512.921.511
mg1.50.01.50.9
マンガンmg2.51.13.54
ヨウ素mcg(μg)140.175.0215.1130
セレンmcg(μg)41.34.645.930
クロムmcg(μg)18.50.018.510
モリブデンmcg(μg)225.550.0275.530

結果:「うつ消し」効果なし。肝機能悪化でサプリメント禁止に

約半年間、「サプリで『うつ消し』するぞ!」と取り組みましたが、まったく効果なし

結果的に会社を休職することになりました。

休職に入ってからもメンタル不調は続き、ある朝起きると「うっ!?心臓が苦しい…!」と強い痛みが出たため、循環器内科で精密検査を受診。

検査の結果、原因は自律神経の乱れで、心臓に特に異常なし。

そんな心臓のことより、もっと衝撃的なことを医師から言われました。

肝臓の数値が悪いです!
サプリメントを飲んでませんか?
サプリが肝臓に負担をかけているので、一切禁止して

えぇ!?健康のためにサプリを摂取してたのに、逆効果だったの!?

その日からサプリメントの摂取を一切禁止し、3か月後に改めて血液検査をしたところ、肝臓の数値が基準範囲内に改善していたのでホッと安心しました。

肝機能の血液検査結果

検査項目測定値基準範囲高値で疑われる病気
サプリ摂取時サプリ禁止3か月後
AST7115基準範囲内に改善13~30急性肝炎、慢性肝炎、
脂肪肝、肝がんなど
ALT7315基準範囲内に改善10~42
※AST・ALT:肝臓の細胞で作られる酵素で、肝臓の機能を調べるための血液検査項目

血液検査結果の測定値(現物)

「沈黙の臓器」と呼ばれる肝臓を自ら痛みつけていたなんて、まったく想像していませんでした。

今回は早めに気づくことができて、本当にラッキーでした。

今回の経験で、何事も盲目的に信じ込むのは危険であること。

特に、自らの健康管理については慎重に考えて実践するべきと肝に銘じました。

まとめ:何事も盲目的に信じ込むのは危険。健康管理は慎重に

この記事では「肝臓が悲鳴をあげる!?サプリで「うつ消し」は慎重に!」と注意喚起するために、私の経験談をご紹介しました。

私の場合、サプリメントを活用した栄養療法では「うつ消し」できず、結果的に会社を休職することになり、むしろ逆に肝機能が悪化しました。

この記事を読んだことで、サプリメントを活用した「うつ消し」を盲目的に信じ込む危険性や、サプリメント摂取による肝機能悪化の可能性を知っていただき、「サプリメントを摂取すべきかは慎重に考えよう」と思っていただければ、うれしいです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

休職までの経緯は次の記事にまとめていますので、ぜひ読んでください!

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